JICA草の根技術協力事業
コタキナバル市における廃棄物管理の改善

JICAプロジェクト

1日に約550台分の分別されていないごみが運び込まれています。場内では、ウェストピッカー(ごみ分別で生計を立てる人たち)がごみの中から有用なものを拾い集める姿も見られます。ごみを埋め立てる場所そのものが少なくなってきていることと、 周辺地域の衛生環境や治安などが問題視されています。

本事業は、コタキナバル市において、市民や住民を対象とした家庭ごみ分別・回収の円滑な導入を目的としてガイドラインを策定するものです。

2016(H27年度)

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コタキナバル市を訪問し、事業開始に向けて活動

コタキナバル市における廃棄物管理事業の現状把握のためのベースライン調査の実施、第1回コタキナバル市ごみ分別・回収ガイドライン策定委員会(以下、策定委員会)を開催しました(2016年1月8日~14日)。ベースライン調査では、コタキナバル市のゴミ管理の現状視察現地や社会情勢・自治体施策などについて調査を実施しました。策定委員会では、副市長や局長が参画のもと実施事業の方向性が承認され、事業開始のキックオフセレモニーが開催されました。

3

コタキナバル市職員による訪日研修

コタキナバル市職員が秋田を訪問し、第2回策定委員会を開催しガイドライン案およびパイロットプロジェクト案を作成しました。また、秋田市内の関連施設(秋田市環境総合センター、秋田協同清掃、秋田市内ゴミ収拾ステーション等)の視察を通じた研修を行いました。

2016(H28年度)

5

コタキナバル市を訪問し、ゴミの組成調査を実施

5月にコタキナバル市との実施に関する協議と、パイロットプロジェクト実施のためのタスクフォースミーティングを行いました。また秋田市職員の指導のもと、対象エリアでのごみ組成調査(ベースライン調査および技術移転)も行いました(2017年5月17日~25日)。

8

コタキナバル市を訪問し、第3回策定委員会を実施

8月には、第3回策定委員会を開催し、①ゴミ組成調査の結果、②意識調査の実施内容、③パイロットプロジェクト実施に向けたタスクフォース会議について協議を行いました。また、秋田市職員による、廃棄物に関する法体系についてのレクチャーをコタキナバル市職員を対象に行いました(2017年8月4日~11日)。

9

コタキナバル市を訪問し、実施状況の確認及び調査を実施

9月には、パイロットエリアの視察とエリア代表とのミーティング及び住民対象のワークショップを行い、現状把握と意識調査を行いました(2017年9月4日~9日)。

2

コタキナバル市職員による訪日研修

コタキナバル市職員が秋田を訪問し、第4回策定委員会の開催及び秋田市内の関連施設の視察に加え、東京都内の関連団体への視察を通じた研修を行いました(2017年2月6日~11日)。

3

コタキナバル市を訪問し、ローンチングセレモニーを実施

3月には、パイロットプロジェクトスタートの周知・記念したローンチングセレモニーを行いました。セレモニーの前後で、関連する団体・会社との実施内容に関する打ち合わせや、対象エリアの住民委員会およびタスクフォースメンバーへの運営支援を行いました(2017年3月19日~27日)。

2017(H29年度)

5

コタキナバル市を訪問し、実施状況の確認および支援を実施

5月には、パイロットプロジェクトの進捗状況について、アラムダマイではスタート後の回収・記録状況の確認、追加で設置予定となった生ごみ堆肥化装置の設置に関する打ち合わせなどを行いました。残り2か所(タマンジンド、タマングリンビュー)では、スタートに向けた打ち合わせを行いました。

9

コタキナバル市を訪問し、第5回策定委員会および住民向けワークショップを実施

9月には、第5回策定委員会を開催し、①パイロットプロジェクトの進捗状況、②第2回組成調査結果、③ガイドライン案について、協議を行いました。また、パイロットプロジェクト地区の住民を対象に、自分たちの廃棄物の様子や、分別方法についてのワークショップを実施し、さらに最終処分場への見学会も行いました。

1

第6回策定委員会をWEB会議にて実施

1月には、第6回策定委員会をWEB会議にて開催し、①パイロットプロジェクトの進捗状況、②ガイドライン案の内容について協議を行いました。作成中のガイドラインを、今後の法制化の指針・参考資料など位置づけを目指すことになりました。

2018(H30年度)

7

コタキナバル市を訪問し、第7回策定委員会を実施

7月には、第7回策定委員会を開催し、①第3回組成調査結果および活動評価、②DBKK職員向けアンケート、③ガイドライン承認について協議を行いました。また、コタキナバル市街地からボートで15分ほどのガヤ島の水上集落を訪問し、海上への不法投棄や廃棄物関連施設の視察を行いました。

10

コタキナバル市を訪問し、クロージングセレモニーを実施

10月には、コタキナバル市へのガイドライン提出と事業終了に関するクロージングセレモニーを開催しました。セレモニーでは、サバ州首席大臣補佐や在コタキナバル領事事務所長、関係職員などにご出席頂き、本事業の概要・成果を発表とともに、コタキナバル市長および当法人代表理事の二名でガイドライン授受と今後の活動に関する覚書に調印しました。

関連事業
JICA 草の根
地球温暖化に関する基礎知識と
取組の不足

もともとが資源産出国であるマレーシアでは「節電」や「省エネ」への意識が希薄で、そういった環境教育を行う機会がありませんでした。日本では各都道府県・指定都市に設置され成果を上げている「地球温暖化防止活動推進センター」を設置し、キックオフを図りました。

  • 地球環境基金助成金事業
    「世界へ広がれ!日本のアクション
    “サバ州”STOP地球温暖化防止センター設立」

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