地球環境基金助成事業
サバ州地球温暖化防止センター
SDGs達成へ寄与!
“気候変動×スクールマニフェスト”で
未来を描くProject

マレーシアサバ州政府とMoUを結び、3年間強力に連携して、サバ州地球温暖化防止活動推進センターの機能設置と基盤整備を実施しました(Phase 1)。 本事業では、マレーシアサバ州の高校生に向けて、秋田の気候変動教育をベースにSDGsとパリ協定達成へのリテラシー向上を得た上で、加速度的な意識変容・行動変容の促進と、持続可能な気候変動対策の定着を目指します。

2019
(平成31年度)

  • 環境教育ワークショッププログラム実施
  • SDGs Goal-7, Goal-13達成へ向けた取組コンテスト開催に向けた調査
  • サバ州認定地球温暖化防止講師の人材育成体制整備
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サバ州を訪問し、学校での環境教育と講師養成プログラムを実施

本プロジェクトの推進メンバーがマレーシアサバ州を訪問し、活動を行いました(令和元年9月16日~23日)。

「プロジェクト推進委員会」の開催

日本の環境団体及び行政、サバ州環境局(EPD)等で構成させる
プロジェクト推進委員会を開催し、サバ州地球温暖化防止活動推進センター(以下、サバ州センター)の運営に関することや、今年度の事業計画について協議を行いました。

気候変動×スクールマニフェストWSプログラム作成

2か国高校生ジョイントWSの試行実施
日本とサバ州の高校生が、共通課題である気候変動(地球温暖化)を一緒に学び考えるプログラムを作成し、サバ州内の小学校・高校で試行実施しました。
プログラムを通じて、課題解決に向けたアプローチ方法を考え、各校で取り組めるスクールマニフェストを策定しました。

サバ州の環境コンテストに関する現況調査

サバ州政府が実施しているSERASIコンテストへ、新たにSDGs部門を設け、高校生が取組む活動に関するコンテストの開催にむけた現況調査を行いました。
その後も、サバ州センターと協議を進め、エントリー項目の追加(気候変動とSDGs)、審査基準の設定等に関する計画立案に合意を得ました。また、州域の全学校(763校)へエントリーシートを配布し公募を開始しました。

サバ州認定地球温暖化防止講師の人材育成の整備

サバ州環境局、環境団体、教員等、サバ州センター関係者を対象に、講師養成を目的とした基礎研修セミナーを開催しました。

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2019.11.8 MoU(Memorandum of Understanding)締結

サバ州および連邦政府とMoU(Memorandum of Understanding, 合意書)を交わし、PDM(Project Design Matrix)に則って計画的かつ効果的に事業を実施しています。
事業実施地域でのこれらの活動が継続し、他の州などへの面的な広がりや、マレーシア政府としての取り組みに発展すれば、社会的インパクトと、同国の温室効果ガス排出削減目標達成にも貢献し得る取組となることが期待されます。

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サバ州センター関係者が秋田を訪問 

サバ州政府、環境団体等11名が来日し、研修を行いました(令和2年2月13日~20日)。

先進的な取組の視察

全国地球温暖化防止活動推進センターと連携し、国内の地域センター、企業、自治体、学校等の気候変動対策に関する先進的な取組を学び、意見交換を行いました。

「プロジェクト推進委員会」の開催

日本の環境団体及び行政、サバ州環境局(EPD)等で構成させるプロジェクト推進委員会を開催し、サバ州センターの運営に関することや、今年度まとめた環境コンテスト(SERASI)の調査報告及び提案書を基に、実施の具体化に向けた協議を行いました。

サバ州認定講師養成プログラムの構築

サバ州での環境授業の質の確保と継続実施を目的とした「サバ州認定講師養成プログラム」の構築及び実施体制を整備するため、 今年度は、サバ州センター関係者とともに基礎編の構築に着手しました。

2020
(令和2年度)

  • “気候変動×スクールマニフェスト”
    環境教育ワークショッププログラム実施
  • SDGs Goal-7, Goal-13達成の取組コンテスト開催
  • サバ州認定地球温暖化防止講師の人材育成体制整備

COVID-19の影響(渡航制限)を受け、マレーシアにおいて高いクオリティを維持した活動ができる講師養成プログラム構築を実施しました。

「講師養成動画プログラム」の構築

①基礎編
「気候危機のリスクと社会の大転換」
講師:国立環境研究所 地球環境研究センター 副センター長 江守正多氏
気候変動の科学的要因や地球温暖化の現状、予測される未来やパリ協定について理解する。

②実践編
「気候変動問題×スクールマニフェスト」授業
講師:秋田県立能代高等学校 理科教諭 東海林拓郎氏
世界的なCOVID-19からのグリーンリカバリー(環境課題も同時に解決する経済再生)や世界的気候変動対策に関する施策等を学んだ上で、学校での気候変動対策マニフェストを作成し2030年までの実行計画(ロードマップ)を策定させる。
講師:あきた地球環境会議理事 東海林拓郎

③応用編
「サバ州とマレーシアの気候変動」
講師:サバ州政府 環境保護局 局長 ヴィタリス・ジャスティン・モドウィン氏
   他担当部局員3名
気候変動のみならず、あらゆる地域課題について気づき、解決を志す、SDGsの各ゴール達成へ寄与し得る人材の育成を目指し、授業内容やスクールマニフェスト策定及び合意形成等のカスタマイズ手法を学ぶ。

④養成プログラムに関するアンケート作成

⑤講師養成マニュアル冊子作成

⑥講師認定オンラインテスト構築

2021
(令和3年度)

  • オンライン委員会
  • SERASIコンテスト
  • SABAH気候変動対策シンポジウム
  • 講師認定研修会
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10月1日 オンライン委員会①開催

今年度行われるコンテストやバーチャルギャラリーについて​マレーシアー秋田間でオンライン会議が行われました。

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10月23日 SERASIコンテスト

サバ州政府が実施する環境コンテストが実施されました。​
CEEAでは小学校と中学校の部に気候変動とSDGsに関する特別賞を創設し、子ども達のより良い取組みを表彰しました。

サバ州文化環境大臣のスピーチ 本事業部分 抜粋

今回は小学校の部、中学校の部それぞれに、気候変動とSDGsに関する特別賞が日本のCEEAによって創設されました。
2019年11月にサバ州観光環境文化省と日本のCEEAとの間でサバ州温暖化防止センター設立のための3年間のキャパシティビルディングプロジェクトの覚書が締結され、サバ州環境保全局がその実施機関となってこの問題に取り組んでいます。
このプロジェクトではサバ州温暖化防止センターの能力向上を目指し、サバ州環境保全局や関係機関がSDGs、パリ協定、気候変動対策などに関わる啓発や環境教育を行っています。
このプロジェクトは日本の環境再生保全機構(ERCA)による地球環境基金の支援を受けています。

マレーシア CEEA@SABAH
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SABAH気候変動対策シンポジウム

サバ州都コタキナバル市で行われた気候対策シンポジウムにCEEAマレーシア事業コーディネーターの井口次郎が参加しました。
サバ州地球温暖化防止活動推進センターの立ち上げと運営、​高校生を対象として日本及びマレーシアで展開している気候変動対策​プログラムについて発表しました。

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オンライン委員会②開催​

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講師認定研修会

​時勢を踏まえ、会場とオンラインの同時開催となりました。​
サバ州の理科の教員や州政府スタッフなどを対象に、​気候変動について学ぶ「基礎プログラム」、スクールマニフェスト​作成のグループワーク授業の展開について学ぶ「実践プログラム」を​実施しました。​
認定テストを合格した18名が、新たに気候変動対策プログラムの講師となりました。

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