Touch & Feel the Freon!

日本が世界に誇る環境技術の一つにヒートポンプ技術があります。その利用は、冷凍空調から地中熱利用に至るまで多岐にわたっています。一方で、冷温媒としてフロンを使うケースが多く、優れた省エネ技術であると同時に、オゾン層破壊や地球温暖化のリスクを帯びた技術でもあります。現状では、フロンや代替フロンの存在や恩恵を身近に感じる機会はほとんどなく、フロンのライフサイクルについても考える機会も少ないものとなっています。
あきた地球環境会議(CEEA)では、平成23年度よりフロンに関する知識普及、意識変容を目的とした活動を展開しています(公益信託地球環境保全フロン対策基金助成)。

年度別取り組みの様子

≪平成27年度の取り組み≫

日本国内向け教材開発と活用

本プロジェクトの連携先である県内環境団体及びEPO東北と検討を重ね、児童向けの教材として「すごろく」を開発・制作しました。
開発した教材は、県内の環境イベントにおいてフロン学習ブースを出展し、パネルや資料等と併せてフロン対策に関する啓発に活用しました。また、国内最大級の環境イベントエコプロダクツ展にフロンブースを設置し、LEDパネル展示での事業紹介や、すごろくやデジタル紙芝居等による参加型のフロン普及啓発を行いました。

開発途上国へのフロン普及啓発 vol.3

平成25年度から継続して展開しているサバ州コタキナバル市でフロンに関する普及啓発活動を今年度も実施しました。フロンすごろくをマレーシアバージョンにカスタマイズし、これまで本事業で開発したフロン学習教材と併せて、マレーシア コタキナバル市内の5つの学校にてワークショップを実施し、200名を超える現地の学生にフロンに関する知識の普及・意識の向上を図りました。
また、今年はサバ州の環境ネットワーク組織(環境団体、教員等)のメンバーにも補助を務めてもらい、教材の活用方法やワークショップ手法について実践を通じて学んでもらいました。


進捗報告

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