トヨタ環境助成プログラム

持続的環境イノベーション
「ケーンクラチャン森林群未来創造PJT」

タニンダーリ地方 ケーンクラチャン森林群 Kaeng Krachan Forest Complex

協力企業
ケーンクラチャン森林群

タイのケーンクラチャン森林群(KKFC)は広大で生物多様性豊かな48万haの森林であり、
ミャンマーの世界自然遺産の暫定リストにあるタニンダーリ森林群と連結しています。
タイ政府もKKFCを国内3番目の世界自然遺産に登録すべく準備を進めています。

しかし国境地帯における生物多様性や生態系サービス保全のため3つの課題があります。

①国を跨いだ保護地域の適切な連帯管理運営システム

②当該地域内に住むカレン族の生業の持続可能性

③保護地域から得られる利益配分システム構築と普及定着

本プロジェクトではKKFCにおけるカレン族の持続可能性
そしてKKFCから得られる各種生態系サービスや遺伝子管理運営から生まれる利益の衡平な配分、当該地域の生物多様性保全を住民参加型で策定するシステムの構築と普及・定着を目的とします。

これにより愛知目標5及び11の達成と、持続可能で継続的な人材育成による生物多様性保全と環境課題解決へと寄与し、アジアに多々存在する類似ケースに対し、自然保全と保護地域内住民の生存権の両立を図る取り組みとして波及可能な先進モデル構築となることを目指しています。

The objective of this project is to contribute to the conservation of the Kaeng Krachan Forest Complex, nominated as a World Heritage Site in Thailand, by engaging local communities in participatory management processes and benefit sharing. In this way, the project aims to contribute to the achievement of Aichi Biodiversity Targets 5 and 11 in Thailand. The project will also contribute to Toyota’s goal of sustainable development, conserving biodiversity and solving social issues.

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